国内人気犬種ランキング(31位~40位)【2022年版】

本記事はジャパンケネルクラブにより報告される年間の犬種別犬籍登録頭数にもとづいて、31位~40位の犬種の特徴と飼育時のポイントを紹介します。

31位~40位の子たちは、比較的に珍しい犬種で、ドッグランなど犬が集まる施設ではたまに見かけます。同じ犬種の飼い主と出会う機会は少ないです。

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犬種別犬籍登録頭数(31位~40位)

2021年の犬種別犬籍登録頭数の31位~40位は、下表のとおりです。

順位 犬種名 登録頭数
31位 ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア 569
32位 秋田 519
33位 ウィペット 497
34位 イングリッシュ・コッカー・スパニエル 455
35位 ジャーマン・シェパード・ドッグ 414
36位 ボルゾイ 359
37位 フラットコーテッド・レトリーバー 351
38位 ワイマラナー 324
39位 グレート・ピレニーズ 316
40位 ダルメシアン 313

出典:「2021年ジャパンケネルクラブ犬種別犬籍登録頭数

31位 ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリア

ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアは、イギリス出身の小型犬です。「ウェスティ」という愛称で親しまれています。

見た目は、カーリーな純白の被毛が印象的です。顔立ちは丸みがあり、キュルッとしたつぶらな瞳が愛らしい子たちです。実は、骨格がしっかりしていて筋肉質な体格をしています。

性格は、やんちゃで好奇心旺盛、遊び好きです。協調性のある子が多く、ドッグランなどで他の子と仲良く遊ぶことができます。

32位 秋田

秋田は、日本国内でも有名な大型犬です。「忠犬ハチ公」のモデルとなった犬種で、亡くなった主人を渋谷駅で待ち続けた話は世界的にも有名です。

見た目は、均整の取れた筋肉質な身体つきをしており、モフモフな被毛が印象的です。かなりパワフルな犬種で、毎日朝夕1時間以上の散歩が推奨されます。

性格は、警戒心と自立心が強い子が多く、飼い主家族以外には懐きにくいと言われます。他の人や犬に対して防衛本能が出る場合もあるため、子犬の頃からは意識的にしつけと社会化を行いましょう。

33位 ウィペット

ウィペットは、イギリス出身の中型犬です。かつてはサイトハウンド(視覚獣猟犬)として活躍していました。

見た目は、流線型の引き締まった身体を持ち、運動神経抜群の犬種です。アメリカンケネルクラブでは、Lightning Quick “電光石火の早足”と称されるほど、敏捷性が高い犬種です。

被毛はシングルコートの短毛で、寒さには弱いです。冬場の散歩では、防寒着を着せてあげましょう。

性格は、穏やかで感情の起伏が少ない子が多いです。しかし、獣猟犬の血から咬む力が強く、追い回し癖が出る子もいます。子犬の頃からの社会化には気をつけましょう。

34位 イングリッシュ・コッカー・スパニエル

イングリッシュ・コッカー・スパニエルは、イギリス出身の中型犬です。スパニエル(鳥猟犬)の名の通り狩猟サポート犬として、飼い主の指示で鳥を飛び立たせる”フラッシュ”の役割を担っていました。

見た目は、大きな垂れ耳とカーリーで美しい飾り毛が高貴な雰囲気を醸し出します。耳が大きく食べかすや汚れが付きやすいため、スヌードの利用が推奨されます。

性格は、明るく優しい子が多いです。遊び好きで、他の犬との追いかけっこやボール遊びもできます。知性が高く、しつけやトレーニングの飲み込みが早いと言われます。

35位 ジャーマン・シェパード・ドッグ

ジャーマン・シェパード・ドッグは、ドイツ出身の大型犬です。高い忠誠心と知性、運動能力を併せ持つ万能犬で、牧羊犬、救助犬、警察犬など様々な分野で活躍しています。

見た目は、大きな立ち耳と長いマズルを持ち、胸が深く筋肉質な体型をしています。お尻が下がった独特の立ち姿が印象的です。

性格は、忠誠心が高く、我慢強い性格です。一方、警戒心が強いため、防衛本能から攻撃性が出る場合もあり、しつけが不十分だと咬傷事故につながる場合もあります。

家庭犬として迎える場合は、子犬の頃から入念に社会化とトレーニングを積ませましょう。本犬種を初めて飼育する際には、インストラクターの指示を仰ぎ、一貫性のあるトレーニングを心がけましょう。

36位 ボルゾイ

ボルゾイは、ロシア出身の大型犬です。ボルゾイはロシア語で「俊敏」を意味し、早く走ることに特化しています。最高速度は時速50kmとも言われます。

見た目は、サイトハウンド(視覚獣猟犬)らしい流線型で大きな身体と長いマズルが印象的で、気品を感じさせます。

性格は、飼い主家族に対しては優しく穏やかですが、狩猟本能から動くものに対して突発的に反応する子もいます。咬傷事故などを起こさないよう、子犬の頃からのしつけとトレーニングが必要です。

37位 フラットコーテッド・レトリーバー

フラットコーテッド・レトリーバーは、イギリス出身の大型犬です。アメリカンケネルクラブでは”forever-young”「永遠の子犬」と称されるほど、成犬になっても無邪気に遊ぶ犬種です。

見た目は、体格は細身で筋肉質、顔立ちは小顔で大きなたれ耳を持ちます。ウェーブのかかった光沢のある被毛が美しい犬種です。

水陸両用の鳥猟犬として作出された経緯もあり、運動神経抜群で、ボール遊びや水泳が大好きです。

性格は明るく協調性があり、高い学習能力があります。大型犬のため、しつけに注意が必要ですが、家庭犬としてアクティブな良いパートナーになります。

38位 ワイマラナー

ワイマラナーは、ドイツ出身の大型犬です。海外では、”Gray Ghost”「灰色の亡霊」の異名を持つことでも知られ、ドイツでは警察犬としても活躍します。

見た目は、筋肉質な身体にグレーの被毛を持ち、大きなたれ耳と琥珀色~グレーの瞳が印象的です。運動神経抜群で、力強さと持久力を併せ持ちます。

性格は、飼い主には従順ですが、警戒心が強く神経質な子も多いです。防衛本能から咬傷事故につながる可能性もあるため、幼犬期のしつけと社会化に注意しましょう。

39位 グレート・ピレニーズ

グレート・ピレニーズは、フランス出身の大型犬です。もともとは極寒の地、ピレネー山脈で牧羊犬として活躍していました。

見た目は、骨太で巨大な体格と厚い被毛を持ち、まるでシロクマと見間違うほどです。食欲旺盛なため、肥満にならないように食事管理と、毎日朝夕それぞれ1時間以上の散歩、定期的な自由運動が必要です。

性格は、飼い主に忠実で穏やかな子が多いです。一方、縄張り意識が強いため、番犬としては優秀ですが、家庭犬としては事故につながらないよう、子犬の頃のしつけと社会化に特に注意しましょう。

40位 ダルメシアン

ダルメシアンは、クロアチア出身の大型犬です。当時は馬車の護衛犬として使役されました。ディズニー映画「101匹わんちゃん」の影響で、世界的に知名度が高い犬種です。

見た目は、引き締まった筋肉質な身体つきで、白地に茶または黒色の斑点がを持つことが印象的です。かなりエネルギッシュで、毎日朝夕それぞれ1時間以上の散歩と定期的な自由運動が不可欠です。

性格は明るく好奇心旺盛な子が多いです。一方、護衛犬としての防衛本能が出る場合があるため、子犬の頃から意識的にしつけと社会化を行いましょう。

ダルメシアンは、遺伝的に耳が不自由な子が多いため、コミュニケーションのためにもハンドサインも含めたトレーニングを取り入れるようにしましょう。

出典

No. タイトル 提供 URL
1 「2021年(1月~12月)犬種別犬籍登録頭数」 ジャパンケネルクラブ https://www.jkc.or.jp/archives/enrollment/17396

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