クレートとは、犬が中に入れて移動する際に利用する箱型のキャリーケースのこと。中が見やすいケージや特定の場所に置いて囲うだけのサークルとは違い、全面がしっかり覆われているため犬がリラックスした状態で運ぶのに最適です。
クレートは車や電車、飛行機などでの移動時に使われるのはもちろんのこと、自宅でハウスの代わりに使用したり災害時の避難場所になったりと、何かと役に立つため必ず1つは持っておきたいアイテムなんです。
inuteマガジン編集部が厳選した犬用のクレートを、選び方とともに紹介します。
クレートの必要性
クレートは、周囲の刺激から遮断された空間を作ってくれるため、犬にとって非常に重要な役割を持っています。犬は警戒心が高く縄張り意識が強いことと、先祖であるオオカミが穴ぐらで生活していたことなどから、狭い空間にいると安心するという性質があります。その他にも、クレートがあることによって数多くのメリットがあります。
- 来客の際の一時的な避難場所になる
- 留守番で誰もいなくなった際に落ち着ける場所になる・事故の防止
- 生活音やサイレンなどの大きな音が鳴ったときにも取り乱さないようになる
- 公共交通機関で犬を運ぶ際にも使える
- 病院や旅行先など慣れない場所でのストレス軽減や無駄吠え防止
- ケガをしたあと安静にできる場所になる
- 車に乗せた時でも安心
- トイレトレーニングにも使える
- 災害時の避難所でもトラブルになりにくい
このように、クレートはワンちゃんの居心地の良い場所を作るだけでなく、移動時やしつけなど日々の生活で役立つアイテムです。
犬用クレートの選び方
犬用クレートを購入する際には、次の5つのポイントを必ずチェックするようにしましょう。特に、移動用のクレートを購入するのであれば、機能性や交通機関で使えるかどうかは絶対に見ておきたいポイントです。
- ハードクレートかソフトクレートか選ぶ
- 形状をチェックする
- 安全性や機能性をチェックする
- サイズを確認する
- 交通機関で使えるか確認する
1. ハードクレートかソフトクレートか選ぶ
全面がプラスチックなどの硬い素材で覆われているクレートをハードクレート、ナイロンや布などの柔らかい材質でできているクレートをソフトクレートと呼びます。それぞれの用途とメリット・デメリットをまとめたので、どちらがいいのか確認してみましょう!
ハードクレート | ソフトクレート | |
---|---|---|
メリット・用途 | ・1時間以上のお出かけにも使える ・犬自身が体勢を変えやすい ・お手入れが比較的簡単 ・折り畳みできるものもある ・衝撃に強くワンちゃんを守れる |
・30分から1時間以内のお出かけに最適 ・丸洗いが可能なものが多い ・折り畳みが可能なものも多い ・コンパクトで軽い |
デメリット | ・商品によっては脱走や誤飲の可能性もある ・大きすぎるサイズを買ってしまうと移動時に安定しない |
・足元が安定しないため負担がかかる ・犬自身が体勢を変えにくい ・強度が低い |
ソフトクレートには、トートバックのようなタイプだけでなく、背負うタイプである「リュックサックタイプ」や抱っこ紐のような「スリングタイプ」もあります。犬が中で体勢を変えられない商品を利用する際には、負担がかからないよう10分ごとに犬の体勢を変えてあげることが重要です。
基本的にはハードクレートを購入する方が多いと思いますが、持ち運び用や緊急用にソフトクレートを予備として持っておくのも一つの手です。
2. 形状をチェックする
ハードクレートの場合は「内部にどのような部品を使っているのか」、ソフトクレートの場合は「ワンちゃんが入ったときどのように変形するのか」「通気性はいいか」など、クレートの形状をそれぞれチェックしておきましょう。クレートを選ぶ際には安全性が特に重要です。
ハードクレートはいくつかのパーツからできているため、内部に凹凸があったたり金具があったりするものがあります。誤飲や不慮のケガを防ぐためにも確認しておきましょう。また、ケージにも共通して言えることですが、内部から扉を開けられないようになっているものや仕組みがわかりづらいものにしておくとより安全です。
ソフトクレートはそういった不安は少ないものの、そのぶん衝撃に弱いので注意が必要です。移動の際に利用するものなので、物や人にぶつかる可能性を考えると、クッション性(緩衝材)があるものや変形しづらいソフトクレートを選ぶようにしましょう。
3. 安全性や機能性をチェックする
材質や形状を決めたら、次はクレートの機能性をチェックしましょう。
安全性に関する特徴 | ・飛び出さないように首輪をつなぐリードが付いている ・倒れにくい ・変形しにくい・衝撃を吸収しやすい ・足や鼻が外に出ない |
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出入りに関する特徴 | ・上からも出入りできる ・扉やロックのの開閉がしやすい ・ロックが片手で開けられる ・開閉方法が犬にバレにくい |
お手入れや持ち運びに関する特徴 | ・丸洗いができる ・折り畳みができる ・車に固定するパーツがある ・持ち運び用の取っ手が付いている ・持ったときに重心が安定している |
その他の特徴 | ・通気性がいい ・視認性がいい ・キャスター付きで移動しやすい |
扉の形式や出入りの方法には要注目です。正面に扉が付いているクレートが一般的ですが、中には上から出入りできるようなツードア形式の商品もあります。クレートに入る際に暴れてしまうワンちゃんや噛み付き癖があるワンちゃんの場合、クレートから出すのは一苦労。そんな場合でも、上が開くタイプのクレートであれば安心です。
また、中型犬や大型犬のクレートならキャスター付きの商品がおすすめです。中型犬以上のサイズだと10kg以上になることもあるため手で持って運ぶのは一苦労ですよね。そんなときでもキャスターが付いていたり、取り外しが簡単にできるタイプのクレートだと簡単に運べるでしょう。
4. サイズを確認する
クレートの適切なサイズも事前に把握しておきましょう。移動時間や成長段階、用途にもよりますが、犬がクレートの中で体勢を180度回転させられたり、伏せ・お座りができたりする程度の大きさで問題ありません。体をある程度動かせる状態であれば、犬はリラックスすることができます。
具体的には、高さが体高(立った時の地面から背中までの高さ)のプラス5㎝程度、奥行きは伏せをした状態の指先から尻尾の付け根までと同じくらいの大きさがベストなサイズです。
- 室内用:立てる程度にゆったりしたサイズでもOK
- 移動用(短時間):少しゆったりしたサイズでもOK
- 移動用(長時間):揺れや衝撃があっても少し小さめの方が安定する
- 子犬用(超小型犬〜中型犬):生後8か月くらいまで成長が続くため少しゆったりしたサイズが推奨
- 子犬用(大型犬以上):生後24か月くらいまで成長が続くため途中で買い替えが必要
- 胴長犬用:奥行きのサイズに合わせて購入するのがベスト
室内用や子犬用として購入する場合は余裕のあるサイズを購入し、毛布やマット、タオルなどで微調整するといいでしょう。あまり大きすぎるとトイレスペースと寝床をクレート内で分けてしまう可能性もあるため、注意が必要です。
長時間移動する際に使うクレートは大きいものの方がいいように感じてしまうかもしれませんが、スペースがあることによって乗り物酔いになってしまう可能性があるため、少し小さめのクレートの方がおすすめです。
5. 交通機関で使えるか確認する
移動用に購入する場合は、公共交通機関での規定や法令などに準拠しているかどうかも確認することが重要です。
たとえば、飛行機で犬を運ぶ際のキャリーケースは「IATA基準」というものを満たした商品でなければいけません。また、電車では重さや大きさなど細かく規定が決まっていることも。交通機関や会社ごとで基準が異なるため、利用する可能性のある場合は事前に調べて購入してください。
車に乗せる際にはサイズ・重さの規定はありませんが、クレートやケージに入れないと道路交通法違反(※)になってしまうため、安全性も考慮してシートベルトで固定できるものを選ぶといいでしょう。
- タテ・ヨコ・高さの合計が120センチ以内のケース
- ケースと犬の体重の合計が10kg以内
- 犬の体を外に出さない
- 手回り品としてケース1つあたり290円
出典:JR東日本「手周り品」(2022年2月参照)
※道路交通法55条第2項の違反により、逮捕者が出た前例あり
犬用クレートおすすめ【ハードクレート】
まずは、ハードクレートのおすすめ商品を紹介します。Amazonで高評価&レビュー数の多いハードクレートをピックアップしました。
サイズや耐荷重だけでなく、IATA基準を満たしたものかどうかも調査しました。
リッチェル キャンピングキャリー ダブルドア
リッチェルのキャンピングキャリー ダブルドアは、あんしんの日本産で頑丈な作りをしたソフトクレートです。ワンタッチ扉の取り外し機能や左右どちらからでも開閉可能な扉があり、天井部分の開閉もできることで、ワンちゃんが出入りしやすいです。
また、使わないときは上部と下部を分けて重ねて保管できるため、保管の際にも場所を取りません。
特徴 | 詳細 |
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外寸(幅×奥行×高さ) | S:31.5×47×28.5cm M:36.5×57×36.5cm |
内寸(幅×奥行×高さ) | S:28×42.5×24.5cm M:3×52.5×32.5cm |
色 | ダークブラウン/アイボリー/ライトピンク |
重さ | S:1.8kg M:2.4kg |
耐荷重 | S:5kg以下 M:8kg以下 |
IATA基準 | – |
その他 | シートベルト固定機能/別売りのショルダーベルトで肩がけできる |
リッチェル キャンピングキャリー 折りたたみ
リッチェルのキャンピングキャリーには折りたたみのソフトクレートもあります。押しつぶすようにするだけで簡単に折りたためるため、使わないときは簡単に収納できます。
Lサイズならハンドル2箇所付きで運びやすいのも特徴で、ハードクレートの「重くて運びにくい」という課題を解消できるでしょう。
特徴 | 詳細 |
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外寸(幅×奥行×高さ) | S:30×48.5×31cm M:56×34×38cm L:44×67×50cm |
内寸(幅×奥行×高さ) | – |
色 | ダークブラウン/アイボリー/ライトピンク |
重さ | S:2.2kg M:3.1kg L:5.8kg |
耐荷重 | S:5kg以下 M:8kg以下 L:20kg以下 |
IATA基準 | – |
その他 | 折りたたみ可/シートベルト固定機能/丸洗い可/左右どちらからでも開閉/別売りのショルダーベルトで肩がけ可 |
アイリスオーヤマ ペットキャリー
アイリスオーヤマのペットキャリーは、ドアの開く方向を左右どちらにも簡単に変更でき、ワンタッチ開閉できるハードクレートです。持ち手が広いので両手で持てる点もポイント。水を入れるトレーも付属しているため、「ちょっと長い時間入っていてほしいけど、水やエサが心配」という場合にも安心です。
特徴 | 詳細 |
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外寸(幅×奥行×高さ) | 超小型犬・猫用:29×46×28.5cm 小型犬用:37.5×53.5×37cm 中型犬用:47×67×51cm 大型犬用:62×87×65.5cm |
内寸(幅×奥行×高さ) | – |
色 | ホワイト/ブラウン/レッド/ネイビー |
重さ | 超小型犬・猫用:1.7kg 小型犬用:3kg 中型犬用:- 大型犬用:11.4kg |
耐荷重 | 超小型犬・猫用:5kg以下 小型犬用:12kg以下 中型犬用:20kg以下 大型犬用:35kg以下 |
IATA基準 | – |
その他 | 水飲みトレー付き/折りたたみ可/左右どちらからでも開閉 |
アイリスオーヤマ ペットキャリー ハードタイプ
アイリスオーヤマのペットキャリー ハードタイプは視認性が高く、扉が上に収納できるためハウスとしても利用可能なハードクレートです。正面に小窓が付いているため、脱走されないような工夫をしつつ、おやつやエサをあげやすい構造になっています。給水ボトルも付けられるので、長い時間の移動でも使えるでしょう。
天井部分も開くようになっており、他の商品と比較すると開く面積が多いため、出入りがしやすいというところもおすすめです。
特徴 | 詳細 |
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外寸(幅×奥行×高さ) | 48×32×30cm |
内寸(幅×奥行×高さ) | – |
色 | ホワイト/ブラウン |
重さ | 1.6kg |
耐荷重 | – |
IATA基準 | – |
その他 | シートベルト固定用パーツ付き/給水ボトル装着穴付き |
アイリスオーヤマ 折りたたみペットキャリー FC-670
アイリスオーヤマは折りたためるペットキャリーも販売しています。銀イオン配合で臭いの元になる菌の発生を抑制し、丸洗いもできるため清潔に保つことができます。アイリスオーヤマが提供しているペットシーツもジャストサイズなので、あわせて購入を検討してみてもいいかもしれません。
扉のロック解除がワンタッチなことや、滑り止めのゴム脚が付いているのも嬉しいポイントです。
特徴 | 詳細 |
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外寸(幅×奥行×高さ) | 40.3×68.6×47.8cm |
内寸(幅×奥行×高さ) | 38×63×44cm |
色 | ブラック |
重さ | 6kg |
耐荷重 | 20kg以下 |
IATA基準 | – |
その他 | 折りたたみ可 |
ペティオ 2ドア スマイルキャリー
安全面に配慮したペット用品作りをしているペティオのハードクレート。4箇所をネジで止められるため非常に頑丈です。2ドア形式なので上からも出入りができ、通院時や災害時にも安心して利用できます。
特徴 | 詳細 |
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外寸(幅×奥行×高さ) | S:33x51x30cm M:36x58x33cm |
内寸(幅×奥行×高さ) | 記載なし |
色 | ブラック |
重さ | S:1.7kg M:2kg |
耐荷重 | S:5kg以下 M:10kg以下 |
IATA基準 | – |
ドギーマンハヤシ ドギーエクスプレス
ペットフードのCMでお馴染みの「ドギーマンハヤシ」が提供する犬用ハードクレートです。上下の連結バックルに、誤作動防止用のためのストッパーが付いているため、外れることがなく安心して利用できます。
また、IATA基準に対応しているため飛行機でも利用できる基準を満たしています(航空会社によっては使用できない場合があります)。
特徴 | 詳細 |
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外寸(幅×奥行×高さ) | S:31.5×48×31cm M:36×55×35cm L:40×60×39cm |
内寸(幅×奥行×高さ) | – |
重さ | S:1.3kg M:1.7kg L:2.1kg |
耐荷重 | S:5kg以下 M:8kg L:10kg |
IATA基準 | ◯ |
その他 | 丸洗い可 |
プチリュバン ペットキャリーバッグDX50
プチリュバンのペットキャリーバッグは、扉が留め具にしっかり引っかかるため、犬がいる内側に扉が入り込まない仕様になっているハードクレートです。
天井部分に扉があるタイプとないタイプの2種類販売しているため、必要に応じてどちらがいいのか判断しましょう。扉の有無によって推奨耐荷重が変わるため注意が必要です。
特徴 | 詳細 |
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外寸(幅×奥行×高さ) | M:35×50×32cm L:42.5×60.5×39.5cm |
内寸(幅×奥行×高さ) | M:31.5×46×30.5cm L:- |
色 | ブラウン/アイボリー/グレー |
重さ | M:1.5kg L:2.1kg |
耐荷重 | M:5〜6kg以下 L:14kg以下 |
IATA基準 | ◯ |
ペットメイト ペット用キャリーバッグ バリケンネル
ペットメイトのペット用キャリーバッグ バリケンネルは、形状違いのMサイズやLサイズなどもあり、幅広い犬種に対応したハードクレートです。
扉はダブルロック形式なので、力の強い中型犬や大型犬でも問題なく利用できます。それだけ丈夫なのにもかかわらず、組み立ては工具不要で付属のネジと留め具だけで固定できるシンプルさが魅力です。
特徴 | 詳細 |
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外寸(幅×奥行×高さ) | 40×60.5×37.5cm |
内寸(幅×奥行×高さ) | 38×53×32.5cm |
色 | ベージュ |
重さ | 2.1kg |
耐荷重 | 4.5kg以下 |
IATA基準 | – |
Space OFT ペットケンネル・ファーストクラス トップオープン クリア
上に人が乗っても歪まない強化プラスチック製のハードクレートです。簡単に取り付けられるロック機能も完備しています。安全性と機能性を兼ね備えていて、L80のサイズはキャスター付きで運送も楽々。大型犬サイズのL90以上のサイズは、2022年2月現在Amazonでは販売されていないようです。公式サイトや楽天市場、その他通販サイトなどをチェックしましょう。
天井部分が開かないクレートや、天井部分が網でできているクレートもあるので、好みに応じてどれを購入するか決定してみてください。
特徴 | 詳細 |
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サイズ(幅×奥行×高さ) | L50:33.5×50.5×33cm L55:36.5×56×33.5 L60:40×60.5×40.5 L70:50×67.5×47cm L80:55.5×80×59 |
色 | マルチカラー |
重さ | L50:2.1kg L55:2.4kg L60:3kg L70:4.5kg L80:6.4kg |
耐荷重 | L50:4kg以下 L55:7kg以下 L60:10kg以下 L70:15kg以下 L80:20kg以下 L90:25kg以下 L100:35kg以下 L120:35kg以上 |
IATA基準 | ◯ |
犬用クレートおすすめ【ソフトクレート】
ソフトクレートは比較的短時間での利用に適しているため、購入する際には注意するようにしましょう。愛犬の体勢や視認性、安全性を考慮して、inuteマガジン編集部ではトートバックタイプのソフトクレートを紹介します。
アイリスオーヤマ 折りたたみソフトキャリー
アイリスオーヤマの折りたたみソフトキャリーは、汚れを拭き取リやすい内側PVC加工、取り外し可能なクッション付きと、愛犬が快適に過ごせるような工夫のされているソフトクレート。折りたたんだ状態から開くだけでクレートの形状になるため、臨時用にもってこいの商品です。
ショルダーバックとトートバックタイプの2wayになるソフトクレートなので、状況に応じて使い分けられる点も魅力です。上部と前後の3つの出入り口を開けられるのも嬉しいですね。
アイリスオーヤマが提供している商品に、同じデザイン・色合いの折りたたみソフトケージもあるため、用途によってはそちらの購入も検討してみましょう。
特徴 | 詳細 |
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外寸(幅×奥行×高さ) | S:25×41.5×28.5cm M:29×50×32cm |
内寸(幅×奥行×高さ) | S:約22×約40×約24cm M:約26×約49×約27cm |
色 | ブラウン/ピンク |
重さ | S:1.1kg M:1.5kg |
耐荷重 | S:5kg以下 M:8kg以下 |
IATA基準 | – |
その他 | 飛び出し防止リード付き/折りたたみ可 |
アイリスプラザ ペットキャリー プレミアムPC-S002
ハウス・キャリー・ベッドの3役をこなすアイリスプラザのペットキャリーです。耐荷重が20kg・25kgとかなり頑丈な作りになっているようですが、内寸が比較的小さいため、小型犬や超小型犬用として購入しましょう。
キャリーの両サイドにポケットがあり、お出かけ用におもちゃやおやつなどを入れられます。中敷きや内側のボアの取り外しができ、1年を通してワンちゃんが快適に利用できるような工夫があるソフトクレートです。
特徴 | 詳細 |
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外寸(幅×奥行×高さ) | S:40×32×37cm M:48×38×40cm |
内寸(幅×奥行×高さ) | – |
色 | ブラウン |
重さ | S:1.7kg M:2.1kg |
耐荷重 | S:20kg以下 M:25kg以下 |
IATA基準 | – |
その他 | 飛び出し防止リード付き |
FEANDREA キャリーバッグ NPDC80H
FEANDREAのキャリーバッグは、大型犬用のため持ち手のベルトが大きく、持ちやすくなっていることが特徴のソフトクレートです。
3面メッシュ、取り外しできる起毛マット、そしてそのマットにはファスナー付きで断熱シートや冷却シートなどを入れられる、などワンちゃんが快適に過ごせるよう考えられた商品です。
その他にも、取り外せるサイドポケット・内側の角が丸い・メッシュは爪でも破けにくい、などの特徴があります。
特徴 | 詳細 |
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外寸(幅×奥行×高さ) | 中型犬用:70×52×52cm 大型犬用:81×58×58cm |
内寸(幅×奥行×高さ) | – |
色 | ブラック |
重さ | 中型犬用:3.4kg 大型犬用:4kg |
耐荷重 | 中型犬用:15kg 大型犬用:20kg以下 |
IATA基準 | – |
その他 | 丸洗い可/折りたたみ可 |
中小型犬用には、同社のこちらのソフトクレートもおすすめ。ファスナーがロック式になっていたり、飛び出し防止リードや反射材が付いていたりと、安全性にも配慮されている商品です。
ポケット・名札ケース・ポケット・ベルト通し・ショルダーベルトなども付いているため、かなりお得に感じますね。
smiledog キャリーバッグ
smiledogのキャリーバッグは、側面拡張機能付きで臨時ハウスとしても利用できるソフトクレートです。上部の生地にはゆがみにくい型を入れていおり、フレームも丈夫なため、ソフトクレートにありがちな「形が安定しない」という不満も解消できるでしょう。
肩掛けベルトや丸洗い可能な中敷きマットがポケット3つ付いていることも魅力的です。
特徴 | 詳細 |
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外寸(幅×奥行×高さ) | 45cm×28cm×28cm |
内寸(幅×奥行×高さ) | 45cm×28cm×28cm |
色 | ブラック/グレー |
重さ | 1.8kg |
耐荷重 | 8kg以下 |
IATA基準 | – |
その他 | 折りたたみ可/飛び出し防止リード付き |
ファーストラックス ソフ・クレートn2
ファーストラックスのソフ・クレートn2は、底面防水加工かつ内側が撥水加工されているため、お手入れがしやすいソフトクレートです。金属フレームを利用しているため頑丈で、3面がドアかつメッシュになっているので、頑丈さと軽さを兼ね備えています。
ソフトクレートの中では耐荷重の対応範囲が広いものの、大きいサイズには取っ手が付いていないようなので、持ち運びには少し苦労するかもしれません。
特徴 | 詳細 |
---|---|
サイズ(幅×奥行×高さ) | S:38×53×38cm M:46×66×53cm L:53×76×58cm XL:61×90×68cm XXL:107×74×12cm |
色 | カーキ |
重さ | S:2.6kg M:3.3kg L:3.8kg XL:4.8kg XXL:5.3kg |
耐荷重 | S:6.8kg M:13.6kg L:18.1kg以下 XL:31.8kg以下 XXL:41kg以下 |
IATA基準 | – |
その他 | 折りたたみ可 |
クレートを最大限活用するために
犬用のおすすめクレートを、機能性や耐荷重などに注目しながら紹介しました。クレートは普段使いもできるため、サークルやケージなどと併用すると、犬にとって落ち着ける場所として認識してくれるでしょう。
病院へ行く際の移動や交通機関での移動などでストレスを感じないように、適切なサイズや形状のクレートを選び、普段からクレートに入ることを慣れさせておくことが重要です。クレートに慣れた状態にしておかないと、扉を閉めて持ち運びをした際に吠えたり暴れたりしてしまいます。
しかし、長時間クレートに入れておくこともストレスになってしまうため、適宜ケージやサークルと組み合わせて使うのがベストです。
少しでも「合わない」「危ない」と感じたら、近場のペットショップやカインズなどのホームセンターで、実物を見て購入することも検討してみてください。