ブルドッグの性格や特徴は?寿命や飼い方、気をつけたい病気

ブルドッグ

正式名称 ブルドッグ
英語名 Bulldog
原産国 イギリス
カテゴリ 中型犬
ズバリ一言 インパクトのある風貌と表情
昔は闘犬として有名でしたが、
実は温厚で優しい性格です
記事内容 ブルドッグの飼い方のコツや
病気の例などを紹介します🐶


ブルドッグの特徴

ブルドッグ(英語名:Bulldog)は、イギリス原産の中型犬です。体高が低くがっしりした身体つきをしており、シワシワで強面、独特のシブい表情が特徴です。

牛との決闘(ブルベイティング)のために作出され、かつては闘牛犬として活躍しました。しかし、動物虐待法制定によりイギリス国内でブルベイティングは禁止され、ブルドッグは番犬や家庭犬になりました。

その後の品種改良で獰猛な性格もなくなり、温厚で優しく、飼い主に従順な性格になりました。強面な見た目と穏やかな性格のギャップから、実は国内でもファンの多い犬種です。

鼻の短い短頭種のため、夏の熱気には弱い特徴があります。夏場は、屋内では常に冷房をかけるようにし、屋外で散歩するときは日差しを避け、冷却グッズを利用するようにしましょう。

犬種標準のサイズ 体高 31cm~41cm
体重 23kg~25kg
分類 中型犬
平均寿命 8年~10年
価格相場 50万〜60万円 ※1

※1 参考:オンラインペットショップ等複数社の値段から算出 2022年2月inuteマガジン編集部調べ

ブルドッグの子犬は、他の犬種と比べると高額な場合が多いです。理由は、品種改良の過程で頭が非常に大きくなり、メスの骨盤の大きさが足らず帝王切開での出産が多くなり、費用がかかるためです。

遠方へ移動する際、短頭種は航空機に搭乗できない場合が多いため注意しましょう。航空機の貨物室やペット専用室は、温度管理が不十分だったり酸素が不足するため、短頭種の死亡リスクが高いためです。

アメリカではかなり人気が高い犬種で、毎年の人気犬種トップ5にランクインしています。国内では、住環境の違いから30位程度まで順位を落としますが、依然として人気の高い犬種です。

小型のブルドッグとして有名なフレンチブルドッグの方が、より人気が高い傾向にあります。

以下に本犬種と似た特徴を持つ犬種を紹介します。

ブルドッグの性格

温厚でおとなしく、人懐っこい性格をしています。強面の見た目からは想像できない、愛情深い子たちです。一方、頑固でマイペースな一面もあるため、子犬の頃からの社会化は必須です。

現代でも「ブルドッグはトゲトゲ首輪をして、獰猛な犬種」というイメージを持つ方も多いですが、これは完全な誤解です。

本犬種が闘犬として獰猛さがあったのは、今から約200年前にブルベイティングが行われていた時代です。家庭犬として改良されたことで、すでに獰猛さは取り除かれています。

ブルドッグの毛色

レッド、ブリンドル、フォーン、ファロー(淡黄色)の毛色の子がいます。

ホワイト毛色を持つ子もおり、前述各色とホワイトが組み合わされた毛色の子も認められています。

味わい深い表情のブルドッグ

ブルドッグの飼い方

本犬種は食欲旺盛なため、肥満に注意しましょう。獣医に相談して食事の量を決め、毎回規定量を与えましょう。体重も定期的に測定し、管理しましょう。

散歩については、毎日60分以上を目安にしましょう。肥満対策のために、エネルギーをしっかり消費してあげる必要があります。

ただし、短頭種のため、激しい運動を長時間させないようにしましょう。呼吸困難や低酸素症につながる可能性があります。

また、夏の熱気に弱いため、夏場の屋内では必ず常に冷房を入れます。屋外で散歩する際には、日差しを避けて冷却グッズも利用するようにしましょう。

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ブルドッグのしつけ

本犬種は、人懐っこい性格を持つ一方、頑固でマイペースな一面もあります。幼犬期からの社会化を通じて、周囲の人や犬に慣らすようにしましょう。

社会化は、周囲の環境や人、犬に慣れさせるプロセスを指し、これにより散歩中に興奮したり、他の人や犬に不要に警戒することが少なくなります。

日頃から、いつもと違う散歩コースを歩いたり、人や犬と積極的に触れ合う機会を作ることで、少しずつ社会化していくことができます。

ただ、犬との挨拶には注意が必要です。突然に犬同士を近づけると、びっくりさせてしまい、事故につながる可能性があります。神経質な子や特殊な事情がある子もいるため、配慮するようにしましょう。

挨拶させるときは、必ず事前に相手の飼い主に了解をとりましょう。両者が注意しながら徐々に犬同士を近づけて、挨拶させます。もし、犬が嫌がったり、うなり声を上げるときは、すぐに距離を取るようにしましょう。

”着ぐるみを着た可愛いブルドッグ"

ブルドッグのお手入れ

本犬種は、下記の頻度を目安にお手入れしましょう。

ブラッシング 週2~3回
シャンプー 月1回
トリミング 不要

ブラッシング

ブルドッグは、週2~3回を目安に、散歩後などにブラッシングをしましょう。短毛のため、主にラバーブラシや獣毛ブラシを利用して、全身を優しくマッサージするようにブラッシングします。

また、顔や身体のしわの部分は、固く絞ったタオルで優しく拭いてあげましょう。しわには、食べかすや散歩の汚れなどが溜まりやすいため、雑菌の繁殖を防ぐために定期的にケアする必要があります。

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シャンプー

ブルドッグは、毎月1回を目安にシャンプーしてあげましょう。特にしわの部分に注意して優しく洗い、肌トラブルやニオイの対策をします。

なお、シャンプーを高頻度にすると油分が減りすぎることで、かえって肌トラブルにつながります。月1回程度の目安を守りましょう。

シャンプーの注意事項は下記のとおりです。

水温🚿 犬の適温は約37~38℃
薬剤🧴 必ず犬専用の薬剤を!
乾燥💨 アンダーコートまで入念に!

シャワーの温度は37℃程度にし、ヘッドで全身をなでるように流します。シャンプーの薬剤には、必ず犬専用のものを利用します。人間用のものは刺激が強く、利用を控えましょう。

シャンプー後は、十分に湿気を取り、雑菌の繁殖を防ぎます。ブルドッグは短毛ですが、タオルドライの後にドライヤーで毛の根元まで湿気を飛ばすようにしましょう。

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トリミング

ブルドッグはトリミングの必要はありません。

肌トラブルが多かったり、シャンプーに不安がある場合は、シャンプーだけサロンにお願いすることもできます。ブルドッグは比較的に大型のため、対応してくれるか事前に相談するようにしましょう。

その他

歯磨き

夕食後や寝る前など、毎日歯磨きをしてあげましょう。人間と同じで、歯垢を落とすことで口臭対策になるだけでなく、虫歯や歯周病を防ぎ、犬の健康寿命を延ばすことができます。

歯磨きには、人間用の歯ブラシで磨いたり、ガーゼや布を指に巻いて飼い主がこすってあげることもできます。市販の専用歯磨きジェルなども活用しつつ、効果的に歯垢を落としてあげましょう。

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ブルドッグがかかりやすい病気の例

本犬種は、熱中症(ねっちゅうしょう)や短頭種気道症候群(たんとうしゅ きどう しょうこうぐん)に注意が必要です。

熱中症(ねっちゅうしょう)

熱中症を発症した場合、身体中のタンパク質が障害を受けます。これが全身臓器に悪影響を与え、最終的には死に至ります。

原因としては、下記が挙げられます。

  • 高温多湿な環境
  • 放熱調節の低下
  • 過度の運動または興奮

ブルドッグをはじめとする短頭種や、肥満・呼吸器疾患・心疾患などの既往症がある場合も発症リスクが高くなります。

また、30分程度の軽い運動でも発症しうるとされ、特に夏場の散歩などは注意が必要です。愛犬の体温管理には、細心の注意を払いましょう。

短頭種気道症候群
(たんとうしゅ きどう しょうこうぐん)

本病名は、短頭種にみられる呼吸器疾患の総称です。特に下記の3箇所に見られる病変を指します。

  • 鼻・口・喉(外鼻孔狭窄、軟口蓋過長、咽頭・喉頭虚脱など)
  • 気管(気管低形成、気管虚脱など)
  • 肺(誤嚥性肺炎、非心原性肺水腫など)

特に、いびきのような呼吸をしている場合は注意が必要です。呼吸困難などの重篤な症状へと進行する可能性があります。

その他にも、重大な疾患を発症する可能性があるため、異変を感じた際にはすぐにかかりつけの獣医に相談するようにしましょう。

ブルドッグの子犬

ブルドッグの価格

購入価格 50万〜60万円 ※2
月間飼育費用(医療費含む) 平均12,563円(中・大型犬 n=109) ※3

※2 参考:オンラインペットショップ等複数社の値段から算出 2022年2月inuteマガジン編集部調べ
※3 出典:「令和2年(2020年)全国犬猫飼育実態調査」一般社団法人ペットフード協会

ブルドッグの歴史

ブルドッグは、マスティフを祖先に持ち、13世紀にイギリスで作出されました。当時は、ブルベイティング用の犬(闘牛犬)として作出され、後に闘犬としても活躍しました。

1835年にイギリスで動物虐待法が制定されると、ブルベイティングは禁止され、ブルドッグの人気は急落して数を減らしました。しかし、一部の愛好家によりショードッグとして復活を遂げ、ユニークな見た目も相まって徐々に数を増やしていきました。

本犬種は、実はアメリカでは非常に人気の高い犬種です。犬籍登録数ランキングでは、ジャパンケネルクラブでは30位(2021年)ですが、アメリカンケネルクラブでは毎年トップ5に入っています。

遠くを見つめるブルドッグ

参照文献

No. タイトル 出版社 著者・監修
1 「いちばんよくわかる犬種図鑑 日本と世界の350種」 メイツ出版 奥田香代(監修)
2 「日本と世界の犬のカタログ」 成美堂出版 福山貴昭(監修)

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