ホワイト・スイス・シェパード・ドッグの性格や特徴は?寿命や飼い方、気をつけたい病気

ホワイト・スイス・シェパード・ドッグ

正式名称 ホワイト・スイス・シェパード・ドッグ
英語名 White Swiss Shepherd Dog
原産国 スイス
カテゴリ 大型犬
ズバリ一言 純白の大きな身体が美しい
心優しく友好的な子たちです
ジャーマンからの独立犬種です
記事内容 ホワイト・スイス・シェパード・ドッグ
の飼い方や病気例を紹介します🐶


ホワイト・スイス・シェパード・ドッグの特徴

ホワイト・スイス・シェパード・ドッグ(英語名:White Swiss Shepherd Dog)は、ジャーマン・シェパードの白変種から独立して、スイスで1990年代に登録された大型犬種です。

見た目は、全身に純白の被毛を持ち、筋肉質でお尻の下がったシェパードらしい身体つきをしています。

性格は、心優しく穏やかで他の人や犬にも友好的です。しつけも入りやすいため、家庭犬としての適性があります。時折、警戒心の強い子もいますが、子犬の頃からしつけと社会化を行うことで改善できます。

体力があるため、毎日朝夕それぞれ1時間以上の散歩が必要です。その他にも、広い場所で自由に走らせたり、ボール遊びなども取り入れましょう。

犬種標準のサイズ 体高 55cm~66cm
体重 25kg~40kg
分類 大型犬
平均寿命 10年~12年
価格相場 30万〜40万円 ※1

※1 参考:オンラインペットショップ等複数社の値段から算出 2022年4月inuteマガジン編集部調べ

本犬種と似た特徴を持つ犬種を紹介します。

ホワイト・スイス・シェパード・ドッグの性格

優しく穏やかで、友好的な子たちです。主に家庭犬として作出・改良されてきた歴史からも、ジャーマン・シェパード・ドッグと比較しても穏やかな子が多いと言われます。

学習能力が高く、訓練が入りやすい優秀な子たちです。警戒心の強い子もいますが、子犬の頃からトレーニングすれば、問題行動は少なくなります。

ホワイト・スイス・シェパード・ドッグの毛色

全身にホワイトの被毛を持ちます。

”公園で伏せをするホワイト・スイス・シェパード・ドッグ"

ホワイト・スイス・シェパード・ドッグのお手入れ

本犬種は、下記の頻度を目安にお手入れしましょう。

ブラッシング 週2,3回
シャンプー 月1回
トリミング 不要

ブラッシング

ホワイト・スイス・シェパード・ドッグの被毛はダブルコートで、スムース(短毛)とセミロングの子がいます。換毛期にはどちらも抜け毛が増えるため、注意しましょう。

ブラッシングは、基本的には週2,3回、換毛期には毎日しましょう。主にスリッカーブラシやピンブラシで毛玉や死毛を除去し、コームで毛並を整えて仕上げましょう。

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シャンプー

シャンプーは、月1回を目安にしましょう。頻度を増やすと必要な皮脂まで除去してしまい、かえって肌トラブルの原因になるため注意しましょう。

シャンプーする際の注意事項は下記のとおりです。

水温🚿 犬の適温は約37~38℃
薬剤🧴 必ず犬専用のシャンプーを!
乾燥💨 アンダーコートまで入念に!

シャワーの水温はぬるめ(37℃~38℃)に設定しましょう。水をかける際には、ヘッドを身体に近づけて腰回りから徐々に濡らしていきます。

シャンプーには、必ず犬専用のものを利用しましょう。人間用のものは刺激が強く、皮膚炎などの原因になる可能性があります。

十分にすすいだ後は、しっかり乾燥させて雑菌の繁殖を防ぎます。吸水性の良いタオルで水気を取り、ドライヤーを利用してアンダーコートまで入念に乾かしましょう。

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その他

耳掃除

耳掃除は月に1~2回してあげましょう。特に暖かい季節は湿気が増え、雑菌が増殖しやすくなるため気をつけましょう。

耳掃除は、イヤークリーナーを利用できます。コットンなどに染み込ませ、優しく触れる程度に拭いてあげましょう。

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歯磨き

歯磨きは、毎日してあげましょう。食べかすや歯垢を落として、口臭や虫歯、歯周病を予防して、健康寿命を延ばすことにつながります。

歯ブラシは、市販の子供用のものが利用できます。苦手な子はガーゼや布を飼い主の指に巻いて磨きます。専用の歯磨きジェルなども活用して、効果的に歯垢を落としてあげましょう。

歯磨きは毎日の習慣になるため、なるべく子犬の頃から慣れさせましょう。成犬になってから拒否反応が出ると毎回の歯磨きが大変になります。

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ホワイト・スイス・シェパード・ドッグがかかりやすい病気の例

本犬種は、股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)や胃拡張-胃捻転症候群(いかくちょう-いねんてんしょうこうぐん)などに注意する必要があります。

股関節形成不全
(こかんせつけいせいふぜん)

本疾患は大型犬に多く発生する股関節の形態異常です。若齢期に発症するものと中・高齢期に発症するものがあり、若齢期の発症が比較的に多いと言われます。

若齢期に発症するものは、股関節の緩みから周辺支持組織に生じる炎症等により痛みが出ます。中・高齢期に発症するものは、関節の形成異常による骨関節炎を伴い、痛みや関節可動域の減少が見られます。

症状が重くなると歩き方が不自然になったり、歩行困難になる場合もあります。

原因としては、遺伝的な要因(特に若齢期の型)に加えて、肥満による体重増加や激しい運動による関節への負荷が挙げられます。

できる範囲の予防策としては、肥満にさせない生活習慣が重要です。毎日朝夕で各60分以上の散歩や自由運動で適度な運動量を確保しましょう。また、獣医に相談し、食事量や栄養管理、体重管理を行います。

胃拡張-胃捻転症候群
(いかくちょう-いねんてんしょうこうぐん)

本疾患は、食後の胃内にガスが大量に発生し、胃拡張による周辺血管の圧迫や胃捻転を引き起こします。

症状としては、周辺臓器の血行が悪化して、胃や脾臓が壊死するなど多臓器不全を起こします。短時間で死亡する可能性の高い緊急疾患です。

本疾患の予防には、日頃の食事の際に下記の工夫をしてあげましょう。

  • 食事前後は興奮させない
  • 早食い防止用の食器を使用する
  • 複数回に小分けにして食事を与える
  • 運動前は食事・おやつを控える

補足:「食事前後は興奮させない」は、”呑気”と呼ばれる空気の飲込みを軽減するために必要です。

補足:「早食い防止用の食器を使用する」は、あえて食べづらい設計の食器(器の内側に突起物)を利用することで、愛犬の食事ペースを調整することができます。

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本疾患を発症したときは、少しでも早く治療を開始することが、愛犬の命を救うカギになります

「食後、不自然にお腹が膨らんでいる」「吐く仕草をするのに吐けない」などの異変に気づいたときは、すぐに動物病院を受診しましょう。

ホワイト・スイス・シェパード・ドッグの子犬の兄弟

ホワイト・スイス・シェパード・ドッグの価格

購入価格 30万〜40万円 ※2
月間飼育費用(医療費含む) 平均13,294円(中・大型犬 n=113) ※3

※2 参考:オンラインペットショップ等複数社の値段から算出 2022年4月inuteマガジン編集部調べ
※3 出典:「令和3年(2021年)全国犬猫飼育実態調査」一般社団法人ペットフード協会

ホワイト・スイス・シェパード・ドッグの歴史

ホワイト・スイス・シェパード・ドッグは、もとはジャーマン・シェパード・ドッグの白変種でした。

アメリカとカナダのブリーダーにより積極的に繁殖された結果、白色の血統が固定化されました。スイスに輸入された後に1970年代に新たな犬種として登録されました。

当初、ジャーマン・シェパード・ドッグの白い個体は、1912年にアメリカに輸入され、その穏やかな性格から人気を博しました。1917年にはアメリカンケネルクラブも白いジャーマン・シェパード・ドッグを認めた経緯があります。

なぜ、白い個体はジャーマン・シェパード・ドッグとして認められていないのか。当時はその穏やかな性格から番犬に不適格だとして、1930年以降人気が低迷し、白い個体は排除されるようになりました。

1933年にはドイツのジャーマン・シェパード・ドッグの犬種標準から白色が除かれ、数十年に渡る白色個体への反対運動の結果、ヨーロッパでは白色固体はほぼ絶滅しました。

しかし、幸いにもアメリカやカナダには、白色のジャーマン・シェパード・ドッグの愛好家がおり、保存運動が起こりました。1977年には国際組織としてWhite Shepherd Dog Club Internationalが設立されました。

1970年代には、スイスを始めとするヨーロッパ各国への輸入も始まり、人気が回復していきました。

今日では、純血統としてのホワイト・シェパード・ドッグが数世代に渡りヨーロッパ各国にいます。そのデファクトから、1991年6月以降、スイスのスタッドブックに新犬種として登録されました。

最初に登録されたスイスの国名を含め、ホワイト・スイス・シェパード・ドッグという犬種名が標準になりました。国内では、2004年に公認犬種として、ジャパンケネルクラブに登録されました。

ホワイト・スイス・シェパード・ドッグ

参照文献

No. タイトル 出版社 著者・監修
1 「いちばんよくわかる犬種図鑑 日本と世界の350種」 メイツ出版 奥田香代(監修)
2 「日本と世界の犬のカタログ」 成美堂出版 福山貴昭(監修)

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